MAZDA NEWSROOMマツダ、自動車リサイクル法に基づく2012年度再資源化などの実績を公表

ニュースリリース

2013.6.3

CSR・環境・社会活動

マツダ、自動車リサイクル法に基づく2012年度再資源化などの実績を公表

　マツダ株式会社（以下、マツダ）は、2005年1月1日にスタートした自動車リサイクル法に基づき、使用済み自動車のシュレッダーダスト（ASR：Automobile Shredder Residue）、エアバッグ類、フロン類の3品目について、2012年度（2012年4月1日から2013年3月31日）の再資源化などの実績を公表します。

　マツダは、お客さまに預託していただいたリサイクル料金によって、全国で特定3品目の再資源化を行っていますが、2012年度はASR引取りが台数で18万台、重量で3万5千トン、うち3万3千トンを再資源化しました。ASRの再資源化率は96％で、2011年度94％より2ポイント改善、2015年度法定基準70％を2008年度から継続して達成、これは車両のリサイクル実効率^*1で約99％に相当します。

　さらにエアバッグ類は、13万台（42万個）を引き取り、回収処理または車上作動^*2により再資源化を行いました。エアバッグ類の再資源化率は93％と法定基準85％を上回りました。また、フロン類についても15万台を適正に処理しました。

　特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は16.6億円で、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金の総額は18.1億円、全体収支は1.6億円の黒字となりました。これにより、自動車リサイクル法施行後2004年度からの累積収支は2.1億円の黒字になります。2012年導入の新型車よりリサイクル料金の見直しを実施しました。今後も中長期で全体収支のバランスが取れるよう取り組んでまいります。

■2012年度（2012年4月1日から2013年3月31日）再資源化等の実績状況

1．基準の遵守状況^*3

項目	2012年度	2011年度	法定基準値
シュレッダーダスト（ASR）再資源化率^*4	96％	94％	2010～2014年度 50％以上
シュレッダーダスト（ASR）再資源化率^*4	96％	94％	2015年度以降 70％以上
エアバッグ類再資源化率^*5	93％	94％	85％以上

*1 使用済み自動車のリサイクル率のことであり、解体・シュレッダー工程で再資源化された比率約83％（'03/5合同審議会資料より引用）に、残りのASR率17％とASRリサイクル率96％を乗算したものを加算して算出します。
*2 車上にエアバッグ類を取り付けたままの状態で展開し、リサイクルする方法です。
*3 自動車リサイクル法第25条第2項に基づきます。
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2．再資源化等の状況

品目		項目	2012年度実績	2011年度実績（参考）
シュレッダーダスト（ASR）	引取り量	引取りASR総重量	32,964 t	26,385 t
		委託全部利用^*6 引渡しASR相当総重量	1,598 t	1,429 t
		合計	34,562 t	27,814 t
	再資源化重量	(1)リサイクル施設^7投入ASR総重量 (2)リサイクル施設排出残さ総重量^8 再資源化重量［(1)-(2)］	32,964 t 1,361 t 31,602 t	26,267 t 1,673 t 24,594 t
		(3)委託全部利用投入ASR相当総重量 (4)委託全部利用排出残さ総重量^*9 再資源化重量［(3)-(4)］	1,598 t 15 t 1,583 t	1,429 t 12 t 1,417 t
		合計［(1)-(2)］＋［(3)-(4)］	33,185 t	26,011 t
	引取り台数	引取り使用済自動車台数	170,808台	142,180台
		委託全部利用引渡し解体自動車台数	8,176台	7,598台
		合計	178,984台	149,778台
エアバッグ類	再資源化重量	引き取ったガス発生器の総重量	25,609 kg	17,495 kg
	再資源化重量	再資源化重量	23,910 kg	16,356 kg
	引取り量	回収個数	38,282個	26,837個
		作動個数	380,964個	250,235個
		合計	419,246個	277,072個
	引取り台数	回収台数	15,126台	12,582台
		作動台数	114,587台	85,291台
		一部回収／一部作動台数	377台	147台
		合計	130,090台	98,020台
フロン類	引取り量	CFCの引取り量	957 kg	1,310 kg
		HFCの引取り量	43,232 kg	34,381 kg
		合計	44,189 kg	35,691 kg
	引取り台数	CFCの引取り台数	4,268台	5,601台
		HFCの引取り台数	147,951台	118,262台
		合計	152,219台	123,863台

*6 自動車メーカーからの委託により実施される、ASRを生じさせない方法で（電炉、転炉などへの投入により）解体自動車を再資源化処理する方法のことを示します。またこれを行う事業者は委託全部利用者です。
*7 自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取り場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設（「基準適合施設」）を示します。
*8 ASRをリサイクルすることによって生じるスラグや飛灰などのうち、販売や処理されないで施設に残ったもしくは埋立処分された廃棄物の総重量です。
*9 委託全部利用者で鉄鋼製品を生産する際に生じるスラグや飛灰のうち、販売や処理されないで施設に残ったもしくは埋立処分された廃棄物の総重量です。

3．払渡しを受けた預託金の総額および再資源化などに要した費用の総額

（単位：円）

品目	2012年度			2011年度（参考）
品目	払渡しを受けた預託金	再資源化等に要した費用	収支	払渡しを受けた預託金	再資源化等に要した費用	収支
ASR	1,195,227,014	*10 1,116,226,405	79,000,609	958,132,152	*10 908,968,725	49,163,427
エアバッグ類	282,300,066	246,887,262	35,412,804	199,022,226	180,644,979	18,377,247
フロン類	334,759,575	292,678,971	42,080,604	271,504,737	243,827,783	27,676,954
合計	1,812,286,655	1,655,792,638	156,494,017	1,428,659,115	1,333,441,487	95,217,628

*10 マツダにて別途要した費用を含みます。

注1）合計欄の数値は、各項目の四捨五入の関係上、一致しない場合があります。

マツダのリサイクル法への取り組み内容について、詳細は下記ホームページをご覧ください。
https://www.mazda.co.jp/csr/environment/recycling/

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